イギリスの軍事雑誌『Army Quarterly and Defence Journal』1920-1983
イギリスの軍事雑誌『Army Quarterly and Defence Journal』1920-1983
Army Quarterly and Defence Journal, 1920-1983
The Army Quarterly and Defence Journal はイギリス陸軍の退役軍人、ギイ・ドーネイ(Guy Dawnay)とカスバート・ヘドラム(Cuthbert Headlam)によって創刊された軍事雑誌です。創刊時はThe Army Quarterlyとして刊行され、”AQ” として人々に知られていました。初期の寄稿者には、第一次大戦時にオスマン帝国支配下のアラブ人独立運動を指導し、「アラビアのロレンス」と称されたトマス・エドワード・ロレンス(Thomas Edward Lawrence)、第一次大戦の西部戦線でイギリス陸軍航空隊を指揮し、「イギリス空軍の父」と称せられたヒュー・トレンチャード(Hugh Trenchard)、戦略研究家、軍事評論家としてイギリス軍の戦略に多大な影響を与え、多くの著作を残したベイジル・リデル=ハート(Basil Liddell-Hart)らが名を連ねました。
大英帝国傘下の軍隊にイギリス軍の正統的戦略思想を普及させるための媒体として、またイギリス国防政策を議論するためのフォーラムとして、同誌は大きな役割を果たしました。当初は第一次大戦の戦略や戦史が中心的な論題でしたが、第二次大戦後はゲリラ戦、冷戦や核兵器の時代の戦略に関する議論が支配的となりました。
本コレクションは、創刊号から1983年までの号を提供します。The Army Quarterly は1958年に The Army Quarterly and Defence Journal に誌名を変更しました。
(マイクロ版タイトル:Army Quarterly and Defence Journal, 1920-1983)