China: Records of the U.S. Department of State, 1930-1949
本コレクションは米国国立公文書館が所蔵する国務省一般記録群(RG59)のセントラル・ファイルの中から、米国国務省の中国国内事情に関する1930年から1949年までの外交文書33万ページ以上を4部に分けて収録するものです。
収録文書は中国各地に駐在する米国国務省在外公館の外交官が国務省と交わした往復書簡で、政治、行政、司法、軍事、社会、教育、経済、金融、産業、移民、交通、通信、メディア等、満州事変から日中戦争・太平洋戦争、国共内戦を経て中華人民共和国が成立するまでの動乱期の中国国内事情を詳しく記録します。
収録文書は米国国立公文書館のファイリング・システムに準じた文書番号が付与されています。国務省一般記録群(RG59)は、1910年から1963年まで十進分類法に則ったファイリング・システムによって整理されていたため、デシマル・ファイル(Decimal File)と呼ばれています。このシステムでは文書番号は、大分類番号(Class Number)+国番号(Country Number)+小分類番号(Subtopic Number)で構成されています。本資料群に収録される文書のほとんどは文書番号893が付与されたものです。文書番号893は Class Number 8(Internal Affairs of States)と Country Number 93(China)を合わせたもので、中国の国内事情を意味します。
年代別の以下の4部より構成されます:
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中国国内事情関係関係 米国務省文書集 1930-1939年(第1部)China: Records of the U.S. Department of State, 1930-1939: Part 1
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中国国内事情関係関係 米国務省文書集 1930-1939年(第2部)China: Records of the U.S. Department of State, 1930-1939: Part 2
国民党、共産党、軍閥など中国政治、日本の軍事侵略から、米国、ソ連、ドイツ等の諸外国との外交関係、さらには経済、産業、社会、教育、メディア、娯楽まで、1930年代の中国の国内事情を詳しく記録します。1930-1939年編は2部構成で、第1部は主に政治、行政、公共政策、軍事関係の文書を、第2部は主に社会、経済、産業、交通関係の文書を収録します。
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第二次大戦期 中国国内事情関係関係 米国務省文書集 1940-1944年 China: Records of the U.S. Department of State, 1940-1944
日中戦争下の中国国内事情を詳しく記録します。国民党と共産党の関係、日本軍の軍事作戦、米国の対中国軍事支援、対中国技術支援のような政治外交軍事関係の文書から、米中間文化協力の促進、中国国内の米系新聞の保護、日本軍の影響下にある新聞による米英の政策に関する論評、中国共産党系の出版物のような文化関係の文書まで、扱われている主題は広範囲に及びます。
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中国国内事情関係関係 米国務省文書集 1945-1949年 China: Records of the U.S. Department of State, 1945-1949
この時期は第二次大戦が終結し、中華人民共和国が成立するまでの国共内戦の時期に相当するため、国民党と共産党の動向に関する文書が多くを占めますが、その一方で麻薬や映画など、社会、文化関係の動向を報告する文書も含まれています。
(マイクロ版タイトル:Records of the Department of State Relating to the Internal Affairs of China, 1930-1939 / Records of the Department of State Relating to the Internal Affairs of China, 1940-1944 / Records of the Department of State Relating to the Internal Affairs of China, 1945-1949)
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関連分野
- 中国研究
- 中国政治外交研究
- 政治学・外交研究
- 20世紀研究
- 第二次世界大戦