FBI File: Assassination of Martin Luther King, Jr.
公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは1968年4月4日、滞在先のテネシー州メンフィスのホテルの自室で凶弾に倒れました。暗殺犯のジェイムズ・アール・レイ(James Earl Ray)は、逮捕と服役を繰り返した犯罪常習犯で、キングを暗殺したのも、刑務所から脱獄し警察の追跡をかわしている最中でした。
事件後、連邦捜査局(FBI)は米国犯罪史上最大規模の捜査網を張り巡らし、暗殺犯の逮捕を試みます。FBIのフーバー長官はキングに対する積年の敵意を棚に上げ、暗殺犯の逮捕に全力で取り組むよう指示をしました。暗殺犯のレイは国外逃亡し、捜査は暗礁に乗り上げるかに思われましたが、英国への入国を試みたレイは入国係官から素性を見破られ、ヒースロー空港で逮捕されました。犯行を自供したレイは有罪判決を受け、収監されました。
本コレクションは、暗殺事件に関するFBIの44,000ページの捜査資料を提供するものです。資料はレイを逮捕し、有罪判決を勝ち取るまでFBIが果たした役割を明らかにするとともに、暗殺以前からFBIがキングの公民権運動に関して収集した資料も収録します。
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