Records of the Department of State Relating to Political Relations Between the United States and Uruguay, 1945-1959
本コレクションは米国国立公文書館が所蔵する国務省一般記録群(RG59)の中から、米国国務省の米国とウルグアイの政治関係に関する外交文書約1,000ページを収録するものです。収録文書は米国国務省在外公館の外交官が国務省と交わした往復書簡です。
20世紀後半には一時期軍政下に置かれたこともあったものの、ウルグアイでは女性参政権や社会権を規定する進歩的憲法が20世紀初頭に施行され、ブランコ党とコロラド党の二大政党制の下、軍政や独裁的な政権が多い中南米にあって、民主的で政治的に安定した国家運営が行われました。第二次大戦中は枢軸国と断交したものの、大戦末期までは参戦することなく中立の立場から、米国と良好な外交関係を維持しました。
1940年代と1950年代に大統領に就任したコロラド党のフアン・ホセ・デ・アメサーガ(Juan José de Amézaga Landaroso)とバトル・べーレス(Luis Conrado Batlle y Berres)は福祉、教育、医療の社会立法の制定を実現させました。1951年には大統領制の廃止と9名の委員で構成される国民執政協議会(Consejo Nacional de Gobierno)の設置が国民投票にかけられ、国民の賛成を得て、大統領制が廃止されます(その後、1966年の国民投票で廃止)。
本コレクションは米国国務省の外交文書を通じて、第二次大戦後15年間にわたる南米有数の民主主義国家ウルグアイと米国の関係を浮き彫りにします。
(マイクロ版タイトル:Records of the Department of State Relating to Political Relations Between the United States and Uruguay, 1945-1959)
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関連分野
- ラテン系・ラテンアメリカ研究
- 政治学・外交研究