South Vietnam: Records of the Office of the Defense Attaché, 1973-1975
ベトナム戦争を終結させるパリ和平協定が調印された1973年1月28日の翌日、サイゴン駐在武官事務所(Defense Attaché Office, DAO)が開設されました。駐在武官事務所の任務は、ベトナム共和国軍(RVNAF)の支援計画を含む休戦後のベトナムにおける軍事関連業務から、ベトナム駐在アメリカ人に対する事務支援、諸々のオペレーションに関する報告業務、軍事援助計画に関する決定や東南アジアにおける米国の国益の基礎となる諜報活動まで、広範囲に及びました。1975年4月29日にサイゴンが陥落すると、駐在武官事務所はベトナムから撤退しました。
本コレクションは駐在武官事務所の事務所史室(Historian’s Office)の文書を収録します。収録文書は事務所公認の歴史と歴史編纂の際に活用された様々な背景資料群で構成され、背景資料は逐次報告、覚書、書簡、様々なオペレーションや計画の歴史に関する報告、諜報の摘要、ブリーフィングペーパー、報道機関用文書、休戦に関する文書を含みます。
(マイクロ版タイトル:Records of the Defense Attaché's Office in South Vietnam, 1973-1975, Part 1: Records of the Historian's Office)