Smithsonian Collections Online: Air & Space and Smithsonian Magazine Archive
米国スミソニアン学術協会の機関誌『Smithsonian』(1970年創刊)と同・米国立航空宇宙博物館の機関誌『Air and Space: Smithsonian』(1986年創刊~2022年1月終刊)の2誌について、各創刊号以降の全号を原誌のページイメージで提供するデータベースです。
『Smithsonian』は啓蒙誌として、科学、自然から芸術、歴史、文化、旅行、技術まで広範なテーマをカバー。とりわけ、アメリカの歴史から地方都市、美術、科学まで、アメリカというテーマを創刊以来一貫して追求してきた同誌はアメリカ文化研究や博物館学・美術史の必須資料です。
『Air & Space: Smithsonian』は航空機や宇宙開発の最先端を分かりやすく伝え、アポロ計画やボーイング航空機の設計開発など、著名な宇宙開発と航空機設計に関する興味深いエピソードを多数紹介します。航空宇宙工学、軍事研究、科学技術史研究にきわめて有用な資料です。
*『Smithsonian』誌の最新号は発行から45日遅れでデータベースに搭載されます。
《Smithsonian 収録記事の例》
★アメリカ(アメリカ史、アメリカ社会、アメリカ文化)
- “America By the Numbers”(数字で見るアメリカ人)(May 2013)
-アメリカ人の科学知識に関する調査 - “America’s Best Small Towns”(アメリカ最高の小都市)(April 2013)
- “Birthplace of the American Vacation”(アメリカ流休暇の生誕の地)(April 2013)
-19世紀に出版されたウィルダネスに関するガイドブックとアメリカの旅行の歴史 - “The First Americans”(最初のアメリカ人)(February 2013)
-アメリカへの最初期の移民を巡る考古学者の論争 - “Lincoln Must Die!”(リンカーン死すべし)(February 2013)
-大統領就任前のリンカーン暗殺をめぐる陰謀 - “Forever Free”(永遠に自由)(January 2013)
-リンカーンの奴隷解放宣言 - “2012 American Ingenuity Awards”(2012年アメリカの才能)
-技術、表現芸術、教育、視覚芸術、自然科学、物理学、社会、歴史、若者の各界の才能を表彰 - “Mr. Lincoln Goes to Hollywood” (リンカーン、ハリウッドへ行く)(November 2012)
-スピルバーグ監督『リンカーン』に寄せて - “Master of Monticello”(モンティチェロの主)(October 2012)
-慈悲心をもって奴隷に接したというトマス・ジェファーソンのイメージに再考を迫る新事実 - “Tom Sawyer Was Real”(トム・ソーヤーは実在した)(October 2012)
-トウェインの代表作とサンフランシスコ時代の作家が親しくした消防士 - “The Great Vampire Panic”(大いなる吸血鬼パニック)(October 2012)
-19世紀ニューイングランドの吸血鬼騒動 - “The 10 Best Small Towns in America”(アメリカ小都市10選)(May 2012)
- “Shadow of the Titanic”(タイタニック号の影)(March 2012)
-タイタニック号事故を生き残った人々の物語 - “The 10 Best Small Towns in America”(アメリカ最高の小都市10選)(May 2012)
- “Go with the Flow”(流れに任せる)(November 2011)
-アメリカの西部開拓に水が果たした役割 - “The End of Illusions”(幻影の終焉)(July-August 2011)
-早期決戦の予想を打ち砕いた南北戦争最初の激戦、ブルランの戦い - “Seven All-American Curiosities”(アメリカ流珍奇7選)(June 2011)
-7つの奇異な博物館 - “Opening Salvo”(先制の一撃)(April 2011)
-サムター要塞の砲撃とともに南北戦争の開戦の火蓋が切られた - “The Reluctant President”(ためらう大統領)(February 2011)
-1789年のワシントン大統領就任式当日、その指導力を疑う唯一の人は大統領その人だった - “Power and the Presidency”(権力と大統領制)(January 2011)
-ケネディ大統領と大統領府の権限拡大
★美術・建築
- “The Beauty of Life”(生命の美)(March 2013)
-バイオデザインという新しい芸術運動 - “Art Attack”(アートの攻撃)(February 2013)
-ストリートアーティスト、バンクシー - “China’s Most Dangerous Man”(中国で最も危険な男)
-政府批判で知られる中国の現代美術家、艾未未 - “Ancient Modernism”(古代のモダニズム)(February 2012)
-古代エジプト芸術 - “An Eye For Genius”(天才を見る眼差し)(January 2012)
-ガートルード・スタインとレオ・スタインの兄弟の美術コレクション - “Seeing the Sublime”(崇高を眼にして)(December 2011)
-クリフォード・スティル美術館 - “Change Agent”(変化を推進する者)(October 2011)
-最近の回顧展が示すデ・クーニングの衰えぬ実験精神 - “Reversal of Fortune”(運命の逆転)(September 2011)
-電信機を発明する前のモールスの画家としての挫折体験 - “Cultivating Art”(美術を栽培する)(July-August 2011)
-果物農家保護を目的とした19世紀の図版と知的財産権の意外な結びつき - “A Garden Through Time”(時間の中の庭園)(May 2011)
-南フロリダ・モリカミ博物館と日本の景観デザイン1,000年の歴史 - “The Painting in the Celler”(地下室の絵画)(April 2011)
-地下収納室の古いキャンバスを整理していたイェール大学美術館学芸員の発見 - “Myanmer’s Free Thinkers”(ミャンマーで思想の自由を唱える人々)(March 2011)
-アウンサン・スーチー解放に触発されたミャンマーの若い芸術家と活動家 - “Gauguin’s Gambit”(ゴーギャンの最初の一手)(March 2011)
-後期印象派の巨匠のセルフプロモーション - "Wayne Thiebault is Not a Pop Artist”(ウェイン・ティーボーはポップアーティストにあらず)(February 2011)
-アメリカポップアーティスト界の巨匠の知られざる側面 - “Feast for the Eye”(眼の饗宴)(January 2011)
-ルネサンス画家、アルチンボルドの肖像画
★写真
- “The Photos That Prevented World War Ⅲ”(第三次世界大戦を阻止した写真)(October 2012)
-最近発見された航空偵察写真から1962年のキューバ危機に迫る - “The New Stars of Photography”(写真界の新星)(March 2012)
-12人の著名写真家が一人ずつ写真界の新星を紹介 - “American Studies”(アメリカ研究)(January 2012)
-アニー・リーボヴィッツの写真 - “Dazzling Displays”(目も眩むばかりの展示)(July-August 2011)
-第8回写真コンテスト受賞作品
★特集号
- “The Ultimate Guide to the Civil War”(南北戦争完全ガイド)(2012)
-南北戦争総特集号 - “Smithsonian Collector’s Edition, Mysteries of the Universe”(スミソニアン保存版 宇宙の神秘)(2011)
-宇宙総特集号 - “40 Things You Need to Know about the Next 40 Years”(今後40年間について知っておきたい40の事実)(July-August 2010)
-創刊40周年記念特集号、環境、人口、医療、科学、芸術、文化、技術に関する未来予測 - “Smithsonian Presents Travels with Rick Steves. Europe’s Top 20 Destinations”(ヨーロッパの観光スポットトップ20)(2010)
- “Smithsonian Collector’s Edition, Great Destinations”(スミソニアン保存版 世界の観光スポット)(2009)
- “Smithsonian Collector’s Edition, Lincoln”(スミソニアン保存版リンカーン)(2009)
-リンカーン生誕200周年特集号 - “Smithsonian Collector’s Edition, Mysteries of the Ancient World”(スミソニアン保存版 古代世界の神秘)(2009)
- “37 under 36 America’s Young Innovators in the Arts and Sciences”(36歳未満の37人-芸術と科学を革新するアメリカの若き才能)(2007)
- “Who Made a Difference”(現代のイノベータ―35人)(November 2005)
-創刊35周年記念特集号
《 Air and Space 収録記事例》
★宇宙
- “Mars: Adventures in Science and Imagination”(火星:科学と想像力の冒険)(August 2012)
-火星探査の歴史と最前線から火星を巡る人間の想像力の歴史まで、火星総特集号 - “Circling the Moon”(月を周回して)(June-July 2011)
-元乗組員によるアポロ15号秘話 - “Son of Apollo”(アポロの息子)(April-May 2006)
-次世代の月面着陸船 - “Top NASA Photos of All Time”(NASA創立50周年記念NASAの写真オールタイムベスト50)(October-November 2008)
- “100: Special Commemorative Section”(October-November 2000)
-スペースシャトル飛行100回記念特集 - “Orion’s Brain”(September 2007)
-マウスのクリックで制御できるNASAの次世代宇宙船 - “The Road to Mars …..”(February-March 2000)
-NASAの資料で探る火星探査計画 - “Konnichi Wa, Kibo”(こんにちは、きぼう)(April-May 2008)
-国際宇宙船の日本実験棟「きぼう」 - “Japan Is Knocking on Heaven’s Door”(宇宙への扉を叩き始めた日本)(August-September 1989)
-日本の宇宙開発計画
★戦争・軍事
- “Cuba During the Missile Crisis”(危機のときのキューバ)(October-November 2012)
-キューバ危機の時、世界が注視していることを知っているキューバ人はほとんどいなかった - ”Wendover’s Atomic Secret”(ウェンドーヴァーでの原爆を巡る秘密)(February-March 2011)
-ウェンドーヴァー基地でのB29乗組員による原爆投下訓練 - “100 Years of Naval Aviation”(アメリカ海軍航空隊の100年)(February-March 2011)
-人と出来事と航空機でたどる海軍航空隊の100年。創設100周年記念記事。 - “A Pearl Harbor Mystery”(パールハーバーの謎)(January 2012)
-真珠湾攻撃の時、ハワイ上空を飛行中、日本軍の攻撃を逃れた女性飛行士 - “The New Afganistan Air Force”(新しいアフガニスタン空軍)(December 2010 – January 2011)
-アメリカ軍によるアフガニスタンへの航空訓練 - “All or Nothing”(オール・オア・ナッシング)(October-November 2001)
-第二次世界大戦時の日本軍の最後の希望、愛知M6A1晴嵐 - “Osprey at War”(戦場のオスプレイ)(April-May 2010)
-アフガニスタンで基準に合格するか - “The Last to Die”(最後の戦死者)(October-November 2008)
-日本が降伏し公式に戦争が終わった直後の8月18日に戦死したアメリカ人
★航空
- “100 Years of Flight”(飛行の100年)(February-March 2003)
-ライト兄弟世界初有人飛行100周年記念号 - “The First Across the Continent”(大陸横断初飛行)(September 2011)-カル・ロジャース大陸横断初飛行100周年記念記事
- “Aircraft That Changed the World”(世界を変えた航空機)(June-July 2008)
- “How Boeing Put the Dream into Dreamliner”(ボーイングはどのようにして夢をドリームライナーに込めたか)(September 2007)
-心理学者らの助力を得て理想的な客室のデザインを追求したボーイング787 - “Big Idea”(大いなるアイデア)(August-September 2008)
-巨大貨物輸送機 - “Mach 1 for Millionaires”(超富裕層のための超音速機)(February-March 2006)
-超音速ビジネスジェット機建設の挑戦 - “Air & Space Smithsonian, December 2103, Celebrating 200 Years of Flight”(有人飛行200周年記念Air & Space 2103年12月号)
-2103年12月号という体裁で、空港、大型旅客機、個人用飛行機を例にした航空未来予測
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関連分野
- 工学
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