The Listener Historical Archive, 1929-1991
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BBC発行の週刊誌『リスナー』を1929年の創刊から1991年の終刊まで収録するデータベースです。
放送番組のテキストを永続的に保存することを目的として発刊された『リスナー』は広範な知的オーディエンスを読者とするイギリスを代表する高級誌に成長し、多くの作家や批評家を引き寄せました。イギリス論壇、文壇での知名度は抜群で、『スペクテーター』『ニューステーツマン』と並ぶ3大論壇誌の一つと称されたこともあります。
放送初期の番組を記録したテープは再利用されることが多かったため、BBC の初期のラジオ、テレビ番組の内容を知るうえで『リスナー』はきわめて貴重な記録となっています。
『リスナー』はまた、文芸誌、書評誌として大きな足跡を残しました。例えばE・M・フォースターによる寄稿は1930 年頃から1970 年頃まで実に40 年間にわたり、書下ろしの書評からラジオ番組での作家論、『インドへの道』刊行25 周年を機に再訪したインド紀行など多方面に及びました。
書評や文芸関係の記事だけでなく、国民医療サービス(NHS)の開始を告げるアトリー首相の国民向け演説、経済学者ケインズの時論、物理学者ロバート・オッペンハイマーの講義、美術史家ケネス・クラークの記念碑的「文明」シリーズ講義、動物学者デヴィッド・アッテンボローの講義など、『リスナー』が掲載した記事は広範なテーマに及びます。
多くの作家、知識人が寄稿、20 世紀のイギリスにおいて知の羅針盤の役割を担った教養雑誌『リスナー』が今に甦ります。
お客様の声
「知識人の言論が輝いていた1940年代、50年代がリスナーを通してよく見えてきます。」
佐藤 泰人 先生(東洋大学)
- 小社刊「In the Words of Users:Gale ユーザーインタビュー集」より, 2014
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関連分野
- イギリス研究
- コミュニケーション・メディア研究
- 文芸創作
- 英米文学
- ジェンダー・女性研究
- 人文・社会科学
- ジャーナリズム
ユーザーの声
「リスナー誌はBBCという母体をバックに知的オーディエンスを読者層とする高級紙としてのポジション」
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「20世紀の文化的な資料としてリスナーほど重要な雑誌はありません」
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