李鍾元先生
外交や安全保障の研究において政府省庁の文書は最も重要な一次史料です。中でも、機密指定解除文書は先行研究がアクセスできなかった文書を含み、通説の再検討を促す貴重な文書が含まれることも少なくありません。アメリカ政府機密指定解除文書集(U.S. Declassified Documents Online, USDDO)は約15万件の文書を搭載し、毎年約5,000件の文書が追加されるもので、米国連邦政府省庁の機密指定解除文書コレクションとしては最大規模を誇ります。その文書群は米国の外交・安全保障政策が関わるあらゆる地域をカバーし、20世紀から21世紀初頭までの外交史・国際関係史・冷戦史の歴史記述に寄与してきました。北東アジアの国際関係と安全保障についても同様です。
本オンラインセミナーでは、朝鮮半島を巡る国際関係と安全保障を長く研究してこられた早稲田大学教授の李鍾元先生をお迎えして、機密指定解除された米国外交文書に基づく冷戦終結期の日米韓の外交と北朝鮮核問題に関する研究成果をご紹介いただきます。
図書館員、学生、研究者、一般の方々など、皆様お誘いあわせの上、多数のご参加をお待ちしております。
◆ 日 時 : 2023年11月28日(火)午後3時~4時
《ご好評のうちに終了いたしました。》
録画・資料
上記をクリックするとセミナーの録画をご覧いただけます。(約55分・チャプターあり・質疑応答含む)
スライド資料(PDF)はこちらからダウンロードいただけます。