Archives of Sexuality and Gender: Sex and Sexuality, Sixteenth to Twentieth Century
セクシュアリティとジェンダーのアーカイブ第3集では、時代を遡って、ルネサンスの時代から20世紀までの500年間にわたるポルノグラフィや性科学の文献を通して、人間の性と性行動に対する人々の感性の歴史的変化を明らかにします。
収録文献は大英図書館の門外不出の〈ブライベート・ケース〉コレクション、インディアナ大学のキンゼイ研究所、そしてニューヨーク医学アカデミーの所蔵資料からとられ、文学、哲学、思想、歴史、風俗、社会、法律、女性、心理学、医学等、広範な分野、小説、詩、学術書、指南書、書誌、事典、言語辞典、図録等、様々な種類の文献を網羅します。
収録文献の一つの大きな柱をなすのはポルノグラフィ・性愛文学です。ポルノグラフィは歴史的に見れば、教会や宮廷を諷刺・揶揄した作品、同時代の哲学的言説と共鳴した作品から、性的快楽を目的とする作品まで、様々な作品が生み出されてきました。本コレクションは、16世紀から20世紀まで、主としてイタリア、フランス、イギリスの作品を中心に、古典的作品から無名の作品まで幅広く収録します。
もう一つの柱が性科学文献です。それまで主として文学、宗教、犯罪、風俗の文脈で語られてきた性の問題は、19世紀になると科学的探求の対象になり、性科学が誕生します。性科学は、当初ドイツとオーストリア、スイスを含むドイツ語圏で特に発展し、性倒錯、サディズム、マゾヒズム、同性愛、異性装等の概念が学問的に形成され、20世紀にはアメリカで大きな発展を見ました。本コレクションは、性科学初期の科学者・医者による著書から、産児制限・避妊・自慰等に関する性教育の推進、さらには科学の装いを纏った優生学思想の展開など、性をめぐる科学の諸相を明るみに出します。
※フランス国立図書館《地獄》コレクションもあわせてご検討ください。
収録コレクション:
《大英図書館プライベート・ケース》
大英博物館(当時)では猥褻文書を他の図書から隔離し総目録からも除外することで、来館者の閲覧を制限するために、非公開蔵書保存室としてプライベート・ケース(Private Case)が設置されました。図書がプライベート・ケースに保管される基準は猥褻に対する社会の感覚の変化に応じて変わり、プライベート・ケースの図書が一般の閲覧室や書庫に移されることもありました。一時期4,000 冊を超えた蔵書は20世紀末には2,500冊ほどまでに減少し、1990年にその役割を終えます。本コレクションはその終了時の状態のまま保管されてきたプライベート・ケース内の図書を初めて全体としてデジタル化するものです。
《インディアナ大学アルフレッド・キンゼイ性科学研究所》
アメリカ人の性行動を調査した報告書『キンゼイ・レポート』で知られるアルフレッド・キンゼイが1947年に設立した性科学研究所は人間の性行動の研究と研究資料の広範な収集を組織の目標に掲げました。研究所が収集した研究資料が人間の性行動に関わることであれば、科学の分野に止まらず、人文学まで広範な領域に及んでいます。本コレクションは収蔵図書約1,400冊を収録しています。
《ニューヨーク医学アカデミー》
ニューヨークの医学の発展と公衆衛生の改善を目的として1847年に創設されたニューヨーク医学アカデミーは、創設当初から図書館を組織の重要な部門として位置付け、精力的に文献を収集しました。本コレクションはその収集の中から約1,500冊を収録しています。
関連エッセイ:
「セクシュアリティとジェンダーのアーカイブ 第3部の起源と価値について」パトリック・スペディング(モナシュ大学)日本語訳
収録タイトルの例:
【書誌・言語辞典】
- ピサヌス・フラクシ(ヘンリー・スペンサー・アシュビー)『インデクス・リボルム・プロヒビトルム(禁書目録:珍書・奇書に関する書誌学的・図像学的・批評的注釈)』(私家版, 1877)
- ピサヌス・フラクシ(ヘンリー・スペンサー・アシュビー)『セントゥリア・リボルム・アブスコンディトルム(秘本の一世紀)』(私家版, 1879)
- ピサヌス・クラクシ(ヘンリー・スペンサー・アシュビー)『カテナ・リボルム・タケンドルム(秘本シリーズ)』(私家版, 1883)
- パトリック・キアニー『大英図書館プライヴェート・ケース書誌解題』(1981)
- ジュール・ゲイ『愛、女性、結婚に関する作品、並びにパンタグリュエル的・糞尿的・好色的滑稽本書誌』(全4巻, 1894-1900)
- フーゴー・ハイン、アルフレート・ゴーテンドルフ『ドイツ好色本書誌』(全9巻, 1912-1929)
- 『ジプシー、乞食、泥棒、ペテン師その他の集団で用いられる古今の隠語新辞典』(1700)
- フランシス・グロス『古典俗語辞典』(1785)
- ジェイムズ・オーチャード・ハリウェル『14世紀以降の古語・方言・死語・格言・故事辞典』(1850)
- 『好色淫蕩俗語辞典』(全2巻, 私家版, 1916)
【図録・美術史】
- ジュリオ・ロマーノ(ピッピ)『ピエトロ・アレティーノ「淫蕩ソネット集」への挿絵集、マルカントニオ・ライモンディの版画付』(1905)
- 『ジュリオ・ロマーノ デッサン集』(1860)
- アゴスティーノ・カラッチ『アゴスティーノ・カラッチの『アレティーノ』、あるいはエロティックな体位図版集』
- アゴスティーノ・カラッチ『異教の神々の愛』(全2巻, 1802)
- 『カサノヴァ回想録図版集』(1870)
- ドミニク=ヴィヴァン・ドゥノン『プリアポス図版集』(1850)
- アンリ・モニエ『ペン画による庶民の情景』(全2巻, 1835)
- ルイ・バレ、アンリ・ルー・エネ『へルクラネウムとポンペイ:今日までに発見され、『ヘルクラネウムの遺跡』、ボルボーニコ博物館、作品集に基づき複製された絵画、ブロンズ像、モザイク集成』(全8巻, 1870-1872)
- エドゥアルト・フックス『エロティック美術の歴史』(1912)
- エドゥアルト・フックス『図説中世から現代までの風俗の歴史』(全6巻, 1909-1912)
- 『ビルダー・レキシコン(図説性風俗科学事典)』(ウィーン性科学研究所編, 全3巻, 1930)
- シャルル・グロスボア『春画:日本美術におけるエロティックな表現に関する試論、図版付』(1964)
- 『木版刷春画集』
【文学・批評】
《ルネサンス期イタリア》
- ボッカッチョ『デカメロン』(全5巻, 1757)
- 『ボッカッチョ物語』(『デカメロン』の仏訳, 全10巻, 1779)
- 『ボッカッチョ物語』(『デカメロン』のミラボーによる仏訳, 全8巻, 1802-1803)
- ボッカッチョ『デカメロン』(英訳, 全4巻, 1896)
- アントニオ・ベッカデッリ『ヘルマフロディトゥス』(1920)
- アントニオ・ヴィニャーリ『男根の群』
- ニッコロ・フランコ『彷徨える娼婦:マッダレーナとジュリアの対話』(1750)
- ニッコロ・フランコ『彷徨える娼婦』(増補改訂版, 1791)
- ニッコロ・フランコ『彷徨える娼婦』(仏訳, 1872)
- ロレンツォ・ヴェニエル『彷徨える娼婦』(伊仏対訳, 1883)
- ジローラモ・モルリーニ『作品集』(1799)
- ジローラモ・モルリーニ、ジョバンニ・フランチェスコ・ストラパローラ『ストラパローラの愉快な夜』(英訳, 全4巻)
《ルネサンス期イタリア:アレティーノ》
- 『淫蕩ソネット集』(1779)
- 『淫蕩ソネット集』(伊仏対訳, アルシード・ボノーによる仏訳, 1882)
- 『対話』(『ラジョナメンティ』の仏訳, 1871)
- 『著作集』(仏訳, アポリネール序文、注釈, 1909)
- 『著作選集』(仏訳, 1845)
- 『著作集』(全2巻, 仏訳, アポリネールによる序文と注釈, 1909-1923)
《17世紀イタリア》
- アントニオ・ロッコ『少年アルキビアーデ学校へ行く』(1862)
- アントニオ・ロッコ『少年アルキビアーデ学校へ行く』(仏訳, 1891)
- フェランテ・パラヴィッチーノ『娼婦の口説き文句』(英訳, 1836)
- ヨハネス・ベネディクトゥス・シニバルドゥス『稀なる真理:鍵を開けられたウェヌスの部屋』(『ゲネアンソロペイア』の英訳, 1658)
- 作者不詳『遊女の哲学』(フェランテ・パラヴィッチーノ『娼婦の口説き文句』のフランス語による模倣作品, アポリネールの序文・書誌解題, 1913)
《18世紀イタリア》
- ジョバンニ・バッティスタ・カスティ『最新作品集』(全3巻, 1804)
- カサノヴァ『回想録』(全14巻, 1805-1829)
- カサノヴァ『回想録』(英訳, 全12巻, 1894)
- カサノヴァ『回想録抄録』(独訳, 全12巻, 1822-1828)
- カサノヴァ『回想録』(独訳、完訳, 全18巻, 1850-1851)
- カサノヴァ『回想録、リーニュ公回想録断片を含む』(全8巻, 1920-1921)
《16世紀フランス》
- マルグリット・ド・ナヴァール『エプタメロン』(1858)
- ピエール・ドゥ・ブルドゥイユ・ブラントーム『艶婦伝』(全2巻, 1834)
- ピエール・ドゥ・ブルドゥイユ・ブラントーム『艶婦伝』(全2巻, 英訳, 1901-1902)
《17世紀フランス》
- ニコラ・ショリエ『トレトゥムのアロイジア・シガエアによる秘められた愛と性についてのソダテス流諷刺』(全3巻, 1665)
- ニコラ・ショリエ『淑女たちの学園』(『トレトゥムのアロイジア・シガエアによる秘められた愛と性についてのソダテス流諷刺』のフランス語による改作, 1775)
- ニコラ・ショリエ『ルイーザ・シゲアの対話』(全4巻, 『トレトゥムのアロイジア・シガエアによる秘められた愛と性についてのソダテス流諷刺』のアルシード・ボノーによるフランス語版, 1881)
- ニコラ・ショリエ『作品集』(1910)
- セヴィニエ侯爵夫人『宮廷の秘密』(英訳, 1727)
- ラ・フォンテーヌ『寓話集』(英訳, 1814)
- ピエール=コルネイユ・ブレスボワ『作品集』(アポリネールによる序文と書誌解題, 1921)
- 作者不詳『娘たちの学校』(1668)
- 作者不詳『ヴィーナスの学校』(『娘たちの学校』の英訳, 1972)
《18世紀フランス》
- アラン=ルネ・ル・サージュ『跛の悪魔』(1840)
- ピエール・ド・マリヴォー『成り上がり百姓』(1756)
- アレクシス・ピロン『諧謔作品集』(1804)
- アレクシス・ピロン『諧謔滑稽詩集』
- ヴォルテール『オダリスク』(1779)
- ヴォルテール『オルレアンの乙女』(1775)
- ヴォルテール『オルレアンの乙女』(英訳, 1822)
- ヴォルテール『諧謔作品集』
- ヴォルテール『著作集』(1923)
- ジャン・モネ『フランス詩撰集』(全3巻, 1765)
- ルイ=シャルル・フジュレ・ド・モンブロン『緋色のソファ』(新版, 1745)
- ルイ=シャルル・フジュレ・ド・モンブロン『繕い女マルゴ』(新版, 1784)
- クレビヨン・フィス『著作集』(1921)
- クレビヨン・フィス『全集』(全7巻)
- クローダンリ・ド・フュゼー・ド・ヴォワズノン『小説と小話』(全3巻, 1798)
- アンジュ・グダール『中国のスパイ:ヨーロッパの現状を調査するために北京の宮廷から派遣された密偵』(全6巻, 1774)
- ジャン・バチスト・ルイ・グレセ『著作集』(新版, 全2巻, 1794)
- ディドロ『著作集』(1920)
- フィリップ・フローラン・ド・ピュイジュー『女性は決して男性に劣った存在ではない』(1750)
- ジェルヴェーズ・ド・ラトゥーシュ『カルトゥジオ会修道院門番修道士、あるいはサトゥルナンの回想録』(全2巻, 1788)
- ジェルヴェーズ・ド・ラトゥーシュ『好色な修道士B・・・』(『カルトゥジオ会修道院門番修道士B・・・師の物語』のハワード・ネルソンによる英訳。マルキ・ド・サドの『ジュリエット物語』の抜粋含む)
- クロード・ゴダール・ドクール『トルコ人の回想録、あるいはフランス滞在中の二人のトルコ人の放蕩物語』(1750)
- ジャック・カゾット『諧謔・道徳作品集』(全2巻, 1817)
- ロシェット・ド・ラ・モルリエール『聖職者の栄光』(1743)
- ジャン=フランソワ・マルモンテル『教訓小話集(』全3巻, 1775)
- ジャン=フランソワ・マルモンテル『新教訓小話集』(全4巻, 1801)
- マテュー=フランソワ・ピダンザ・ド・メロベール『イギリスのスパイ』(全11巻, 1781-1786)
- フランソワ・フェリックス・ノガレ『フランス風アレティーノ』(1803)
- ピエール・ジャン・バチスト・ヌガレ『快楽と幻想、あるいはド・ヴォルサンジュの回想と恋の冒険』(全2巻, 1802)
- ミラボー伯爵『エロティカ・ビブリオン』(1783)
- ミラボー伯爵『やんごとなきリベルタン、あるいはわが改宗』(1783年版の復刻、アポリネールによる序文と書誌改題, 1910)
- ミラボー伯爵『やんごとなきリベルタン、あるいはわが改宗』(新版, 1801)
- ミラボー伯爵『著作集』(アポリネールによる序文と書誌解題, 1921)
- ミラボー伯爵『引き上げられたカーテン、あるいはローラの教育とローズの物語』(英訳, 1818)
- ムスニエ・ド・ケルロン『カルメル会修道院門番修道士の物語』(1745)
- ピエール=シルヴァン・マレシャル『愛の犠牲』(1809)
- ピエール=シルヴァン・マレシャル『変痴気物語』(シュヴァリエ・ド・ペルスフルールの解題と書誌付, 1927)
- ピゴー=ルブラン『フェルスハイム男爵』(全5巻, 1802)
- ピゴー=ルブラン『カーニヴァルの子』(全2巻, 1796)
- ピゴー=ルブラン『気楽な少年』(全2巻, 1818)
- ピゴー=ルブラン『トマ叔父』(全4巻)
- エヴァリスト・ド・パルニー『作品集』(全5巻, 1808)
- ジャン=バチスト・ルーヴェ・ド・クーヴレー『騎士フォーブラのアヴァンチュール』(全4巻, 英訳、無削除版, 1898)
- 作者不詳『修道院のウェヌス、あるいはシュミーズの修道女』(1692)
- 作者不詳『カルトゥジオ会修道院門番修道士ドン・ブグルの物語』(1789)
- 作者不詳『カルトゥジオ会修道院門番修道士D.−B.−の妹シュゾンの回想』(1830)
- 作者不詳『カルトゥジオ会修道院門番修道士の妹シュゾンの回想、シュゾンの娘マルグリットの物語』(1880)
- 作者不詳『コー地方出身の美しい娘』(1788)
- 作者不詳『コブレンツの逸楽、あるいはフランス人亡命者たちの放蕩な逸話』(1792)
- 作者不詳『淫売女の涙ながらの最後の哀願』(1873)
- 『女哲学者テレーズ』(1748)[他に1750年版、1775年版も収録]
- 『女哲学者テレーズ』(ハインリッヒ・コンラートによる独訳, 1908)
- 作者不詳『グルダン夫人の書類鞄』(1783)
- 作者不詳『アレティーノ風醜聞録』(1872)
- 作者不詳『フランスのメッサリーナ、あるいはポリニャック公爵夫人の夜』(1790)
- 作者不詳『欲情するウェヌス、あるいは有名なリベルタンの人生』(1790)
- 作者不詳『好き者への心付け』
- 作者不詳『恋愛日記、あるいはマ・・・アント・・・・の最後の快楽』(1793)
- 作者不詳『シャルロとトワネットの恋』(『ほろ酔い加減のオーストリア女』含む, 1871)
- 作者不詳『国民議会におけるソドムの子ら』(『J・・・F・・・モーリの不行跡』含む, 1790)
- 作者不詳『アレティーノの甥の息子の宝石、あるいは遊蕩の心付け』(1791)
- 作者不詳『女哲学者ジュリー、あるいはよき愛国者』(1791)
- 作者不詳『色狂いの作者による、三部会におけるドン・ブグル、あるいはカルトゥジオ会修道院門番修道士の不平』
- 作者不詳『娼家の子』(1800)
- ソフィー・ゲイ『幸福な愛人の不幸、あるいはナポレオン・ボナパルトの若き副官の回想』(1823)
《18世紀フランス:レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ》
- 『パリの夜』(1788)
- 『夜の週』(1790)
- 『アンチ・ジュスティーヌ、あるいは恋の快楽』(1798年の原典に依拠した無削除版, 1868)
- 『気立ての良いリベルタンの放蕩と愚行』(『アンチ・ジュスティーヌ』のピエラレッサンドロ・カサヴィーニ(オーストリン・ウェインハウス)による英訳, 1961)
《18世紀フランス:マルキ・ド・サド》
- 『全集決定版』(全15巻、ジルベール・レリー編, 1962-1964)
- 『著作集』(『ゾロエと二人の侍女』『ジュスティーヌ』
- 『ジュリエット』『閨房哲学』『恋の罪』『アリーヌとヴァルクール』(アポリネールによる序文、書誌解題、注釈, 1909)
- 『ソドム百二十日』(モーリス・エーヌによる批評版, 1931)[他に1904年版、1948年版も収録]
- 『ソドム百二十日』(オイゲン・デューレン博士(イヴァン・ブロッホ)による注釈, 1904)
- 『ソドム百二十日』(独訳, 1909)
- 『ソドム百二十日他著作集』(オーストリン・ウェインハウス、リチャード・シーヴァーによる英訳、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、ピエール・クロソウスキーによる序文)
- 『閨房哲学』(1795)
- 『閨房哲学』(1795年版と校合した決定版、アラン・ハル・ウォルトンによる序文・書誌・注釈, 1950、私家版)
- 『閨房哲学』(1805)[他に1835年版、1860年版も収録]
- 『ジュスティーヌ、あるいは美德の不幸』(1791)[他に1794年版、1797年版、1884年版も収録]
- 『ジュスティーヌ、あるいは美徳の不幸』(ジョルジュ・バタイユ序文, 1950)
- 『著作集:哲学的物語』(『ジュスティーヌ』の初の英訳, 1889)
- 『ジュスティーヌ、あるいは美徳の不幸』(ヘレン・ウィーヴァーによる英訳, 1966)
- 『ジュスティーヌ、あるいは美徳の不幸、ジュリエット物語、あるいは悪徳の栄え』(ラウル・ハラーによる独訳, 1905)
- 『ジュリエット物語、あるいは悪徳の栄え』(1797)
- 『新ジュスティーヌ、ジュリエット物語、あるいは悪徳の栄え』(1797)
- 『「ジュスティーヌ」、「閨房哲学」を含む著作集』(オーストリン・ウェインハウス、リチャード・シーヴァーによる英訳編集、ジャン・ポーラン、モーリス・ブランショ序文)
- 『ゾロエと二人の侍女他』(1870)
- 『ゾロエと二人の侍女他』(アポリネール編, 1913)
- 『恋の罪』(全4巻, 1800)
《18世紀フランス:アンドレア・ド・ネルシア》
- 『著作集』(全2巻, アポリネールによる序文、書誌解題、注釈, 1921-1927)
- 『フェリシア』(全2巻, 1784)
- 『フェリシア』(全2巻, アポリネールによる序文、書誌解題, 1910-1921)
- 『フェリシア』(全4巻, ルートヴィヒ・フォン・ブリュンによる独訳, 1965)
- 『モンローズ、あるいは不運なリベルタン』(全4巻, 1778)
- 『肉体の悪魔』(全3巻, 1930)
- 『肉体の悪魔』(独訳, 全3巻, 1925)
- 『肉体の悪魔』(ハワード・ネルソンによる英訳, 1970)
- 『アフロディテの信徒たち、あるいは快楽の歴史のためのタレイア=プリアポス風断章』(全4巻)
- 『わが修練期』(全2巻)
《19世紀フランス》
- ピエール=ジャン=バティスト・ショサール『ギリシアの祝祭と遊女』(全4巻, 1801)
- ピエール=ジャン・ド・べランジェ『作品集』(全4巻, 1828-1829)
- アンリ・ド・ラトゥーシュ『フラゴレッタ:1799年のナポリとパリ(』1829)
- フレデリック・スリエ『悪魔の回想録』(全5巻, 1846)
- アルフレッド・ド・ミュッセ『ガミアニ、あるいは放蕩の二夜(』1864)
- テオフィル・ゴーチエ『モーパン嬢』(1845)
- フローベール『ボヴァリー夫人』(エレノア・マルクス・エイヴリングによる英訳, 1918)
- アンリ・ダルジ・ド・ギエルヴィル)『ソドム』(ポール・ヴェルレーヌによる序文, 1888)
- アンリ・ダルジ・ド・ギエルヴィル『ゴモラ』(1889)
- ジュール・ルメートル『古い書物の余白に』(全2巻, 1905-1908)
《20世紀フランス》
- ピエール・ルイス『三人の姉妹とその母親』(1934)
- ピエール・ルイス『三人の姉妹とその母親』(英訳, 1969)
- ピエール・ルイス『ピブラック、140篇の四行詩』(1946)
- ピエール・ルイス『アフロディット:古代の風俗』(全2巻, 1928)
- ピエール・ルイス『ゴンザルヴ王と12人の王女の物語』(1936)
- ピエール・ルイス『ポゾール王の冒険』(英訳, 私家版, 1926)
- ピエール・ルイス『少女のための礼儀作法手引』(1930)
- ギヨーム・アポリネール『一万一千本の鞭』(1919)
- ギヨーム・アポリネール『愛の園』(1924)
- ギヨーム・アポリネール『若きドン・ジュアンの冒険』
- ピエール・マッコルラン『女騎士エルザ』(1921)
- ピエール・マッコルラン『国際的ヴィーナス』(1923)
- ジョルジュ・バタイユ『エロスの涙』(1961)
- ジョルジュ・バタイユ『死者』(1967)
- ジョルジュ・バタイユ『眼球譚』(1967)
- ポーリーヌ・レアージュ(ドミニク・オーリー)『O嬢の物語』(ジャン・ポーランの序文「奴隷状態における幸福」, 1972)
- ポーリーヌ・レアージュ(ドミニク・オーリー)『O嬢の物語』(英訳, 1978)
- ポーリーヌ・レアージュ(ドミニク・オーリー)『ロワッスィへの帰還』(1969)
- ポーリーヌ・レアージュ(ドミニク・オーリー)『ロワッスィへの帰還』(英訳, 1971)
- ジャン・ジュネ『花のノートルダム』(英訳, 1949)
《17世紀イギリス》
- アンドリュー・マーヴェル『作品集』(全2巻, 1772)
- チャールズ・スコット『エロトピア:ベティーランドの今』(1684)
- ジョン・ウィルモット『ソドム:淫蕩の真髄』
- ジョン・ウィルモット『詩選集』
- トマス・オトウェイ『作品集』(全3巻, 1813)
- 作者不詳『アリストテレスの傑作』(1700)
《18世紀イギリス》
- トバイアス・スモレット『ロデリック・ランダムの冒険』(1831)
- メアリー・ロビンソン『回想録』(全4巻, 1801)
- マッシュー・ルイス『修道士:あるロマンス』(全3巻, 1906)
- 作者不詳『レディー・バムスティッカーの乱痴気騒ぎ:二幕物の喜歌劇』(1872)
- 作者不詳『メリーランド最新案内:その地誌、地理、自然史』(1741)
- 作者不詳『メリーランド最新案内:その地誌、地理、自然史』(仏訳, 1779)
- 作者不詳『ジェニーよ、あいつを蹴飛ばせ』(1737)
- 作者不詳『取りもち婆さんを見てみれば』(1748)
- 作者不詳『地獄からの大ニュース、あるいはベス・ウェザビーによって敗れた悪魔』(1760)
《18世紀イギリス:ジョン・クレランド》
- 『ある遊女の回想』(1749)
- 『ある遊女』(仏訳、抄訳, 1751)
- 『・・・・・・の回想』(1775)
- 『ファ・・・ヒ・・・の回想』(1779)
- 『遊女ファニー・ヒルの回想』(オランダ語訳, 1885)
- 『ファニー・ヒルの回想』(独訳, 1906)
- 『ファニー・ヒルの回想』(イタリア語訳, 1920)
- 『著作集、ファニー・ヒルの回想』(仏訳, アポリネールによる序文と書誌解題, 1933)
- 『ある遊女の回想』(ピーター・ケネルによる序文, 1963)
- 『ファニー・ヒル、ある遊女の回想版』(無削除版, 1970)
《19世紀イギリス》
- チャールズ・ラム『シェイクスピア物語』(全2巻, 1816)
- エドワード・セロン『ニュー・エピキュリアン:やんごとなき若き淑女に宛てられた手紙において楽しく哲学的に考察された性の悦び』
- 作者不詳『好色なトルコ人』(1828)
- ジョン・アディントン・シモンズ『ギリシアの倫理学の問題:性的倒錯の現象の探求』(1901)
- ジョン・アディントン・シモンズ『現代の倫理学の問題:性的倒錯の現象の探求』(1896)
- 作者不詳『愛欲のロマンス』(全4巻, ウィリアム・シンプソン・ポッター編)
- 作者不詳『閉ざされた部屋』
- ジェイムズ・キャンベル『ある外科医の好色な体験』(1881)
- 作者不詳『ランディアナ、あるいは艶話:あるエロティックな哲学者の経験』(1884)
- 作者不詳『我が秘密の生涯』(全11巻, 1880)
- 作者不詳『我が秘密の生涯』(全2巻, 仏訳・抄訳, 1923)
- フランク・ハリス『我が生涯と愛』(1922)
- フランク・ハリス『オスカー・ワイルド:その生涯と告白』(バーナード・ショーの「オスカー・ワイルドの思い出」を含む, 1918)
- アルフレッド・ダグラス『速記録に基づくオスカー・ワイルド裁判』(私家版, 1906)
- ジョン・フランシス・ブロクサム『司祭と侍者』(私家版, 1894)
- 作者不詳『テレニー、あるいはメダルの裏側』(全2巻, 1893)
- 作者不詳『プリアペイア』(英訳, リチャード・バートンによる英訳とレナード・スミサーズによる序文と補説, 1890)
- 作者不詳『鞭打ち見聞録』(1885)
- カツンバ・パシャ『ロシア公女の秘密日記』(私家版, 1890)
《20世紀イギリス》
- 作者不詳『放蕩者の回想』(全2巻, 1908)
《ドイツ・オーストリア》
- ヴィルヘルミーネ・シュレーダー=デフリエント『プリマ・ドンナ、ポーリーン、あるいはオペラ歌手の回想』(英訳、抄訳, 1898)
- シャルル・ジョセフ・ド・リーニュ『歴史的・文学的回想と随想』(全5巻, 1827-1829)
- フリードリッヒ・カール・フォルベルク『古典性愛術』(英訳, 1884)
- ザッヘル=マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』(英訳, 1921)
《アメリカ》
- ウィラ・キャザー『迷える夫人』(1923)
- ウィリアム・バロウズ『ソフトマシーン』(1961)
- ウィリアム・バロウズ『ソフトマシーン』(改訂版, 1968)
- ウィリアム・バロウズ『裸のランチ』(1959)
- ウィリアム・バロウズ『爆発した切符』(1962)
《アラブ・インド》
- ムハンマド・イブン・ムハンマド・アル・ナフザウィ『匂える園:アラブ性愛術』(英訳)
- 『バーツヤーヤナのカーマ・スートラ』(リチャード・バートンによる英訳)
- 『バーツヤーヤナのカーマ・スートラ:インドの恋愛指南書』
- (リヒャルト・シュミットによる独訳, 1922)
【風俗史・女性史・家族史】
《フランス》
- アンリ・ソーヴァル『パリ破廉恥年代記』(1910)
- 作者不詳『ルイ14世以降のパリ宮廷の醜聞録』(全2巻, ドイツ語, 1834)
- セオボールド・ディロン『パリの売春宿、その名前、住居、値段』(1790)
- アレクサンドル・ド・ティリー『18世紀末の風俗の歴史のためのアレクサンドル・ド・ティリー伯爵の回想』
- アレクサンドル・デュ・クドレ『自然の連盟、あるいは繁殖術、挿絵入り』(1790)
- パラン-デュシャトレ『パリの売春』(第3版, 1857)
- パラン-デュシャトレ『パリの売春』(英訳, 1845)
- ポール・ラクロワ、ピエール・デュフール『17世紀、18世紀のフランスにおける風俗と売春の歴史に関する興味深い回想』(1855-1861)
- ピエール・デュフール、P.L.ジャコブ『世界の全ての民族における売春の歴史』(全6巻, 1851-1853)
- ジュール・ミシュレ『女』(1879)
- ジュール・ミシュレ『愛』(英訳, 1859)
- バルザック『結婚の生理学』(1838)
- アリスト・フランソワ・フェルディナン・ポットン『大都市、とりわけリヨンにおける売春と梅毒』(1842)
- レミ・ド・グールモン『愛の自然哲学』(1922, エズラ・パウンドによる英訳)
《イギリス》
- デフォー『離婚に関する試論』(1715)
- バーナード・マンデヴィル『公娼制擁護論』(1725)
- トマス・サーモン『結婚に関する批判的試論』(1724)
- リチャード・ヒル『複婚の恩恵』(1781)
- ジョン・ウィルクス『女性論』(1788)
- ジョージ・グレンヴィル『1769年2月3日のウィルクス氏罷免動議に関するある議員の演説』(1769)
- リチャード・ペイン・ナイト『プリアポス崇拝とその古代の神秘的神学との関係』(トマス・ナイト『中世における生殖力崇拝に関する試論』を含む, 1865)
- ハナ・モア『現代女性教育制度を弾劾する』(1799-1800)
- トマス・ギスボーン『女性の義務に関する考察』(1798)
- メアリー・ウルストンクラフト『女性の権利の擁護』(1845)
- 『ハリスのコヴェントガーデン淑女目録、あるいは道楽者のカレンダー』(全4巻, 1788-1793)
- ラルフ・ウォードロー『女性の売春に関する講義:その本質、範囲、効果、罪、原因、矯正』(1842)
- ジョン・ダヴェンポート、ジョン・カムデン・ホッテン『アフロディジアックスと反アフロディジアックス:生殖力に関する三つの試論』(1869)
- ウィリアム・オルコット『若い夫人、あるいは結婚における女性の義務』(1837)
- ジョン・エドガー『女性の徳:売春の統計、害悪、矯正に関する談話』(1841)
- ジェイムズ・タルボット『売春の悲惨』(1844)
- ジョン・スチュアート・ミル『女性の解放』(1911)
- ウィリアム・アクトン『倫理的、社会的、衛生的観点から考察したロンドンと他の大都市における売春』(1857)
- エドワード・カーペンター『成熟の愛』(1902)
- エドワード・カーペンター『中間の性』(1912)
- エリザベス・サンドフォード『女性の改善』(1836)
- ウィリアム・オルコット『結婚の生理学』(1856)
《ドイツ・オーストリア》
- クリストフ・マイナース『女性の歴史:古代から現在に至るあらゆる民族における女性の習慣、礼儀作法、影響力』(英訳, 全4巻, 1808)
- ヴィルヘルム・シューマッハー『女性の羞恥心と堕落:現在役に立つ女性使用人が欠如している原因』(1826)
- ハインリッヒ・リッペルト『ハンブルクにおける売春』(1848)
- アウグスト・ヴィルヘルム・フェルディナント・シュルツ『国家の売春に対する立場』(1857)
- カール・ヴィルヘルム・シュトロイベル『現代の人倫の頽廃と国家、家族、道徳との関係におけるその犠牲』(1854)
- ハインリッヒ・ヘスリ『エロス:ギリシアの男性愛』(1836-1838)
- フリードリッヒ・ベーレント『ベルリンの売春とそれに対抗し、梅毒を除去する措置』(1850)
- アウグスト・ベーベル『女性と社会主義』(1904)
- ヴィルヘルム・ベルシェ『自然における愛の生活』(1902)
- フリードリッヒ・ヴィルヘルム・フェルスター『性の倫理学と教育学』(1907)
- フリードリッヒ・ヴィルヘルム・フェルスター『結婚と性の問題』(英訳, 1912)
- カール・ワインホルト『中世におけるドイツの女性』(1851)
- レオ・フロベニウス『黒い魂:アフリカの昼の生活と夜の生活』(1913)
- ハンス・ブリューア『男性社会における性愛の役割』(1921)
- ヴィクター・ゴランツ他『女性の形成:オックスフォードフェミニズム論集』(1918)
《スウェーデン》
- エレン・ケイ『愛と結婚』(英訳, 1911)
- エレン・ケイ『女性運動』(英訳, ハヴロック・エリスによる序文, 1912)
- エレン・ケイ『母性の復興』(英訳, 1914)
- エレン・ケイ『愛と倫理』(英訳, 1912)
- エレン・ケイ『女性の道徳』(英訳, 1911)
《アメリカ》
- ヘンリー・クラーク・ライト『結婚と家柄:名声と幸福を増進させる手段としての男性における生殖要素』(1855)
- オーソン・ファウラー『婚姻』
- オーソン・ファウラー『愛と家柄』
- ジェイン・アダムズ『女性の記憶の長い道』(1916)
- バーナー・マクファーデン『女性性と結婚:女性のための性衛生53講』(全51巻, 1918)
- セオドア・ドライサー『神経症のアメリカと性衝動』(1920)
【医学・生物学・心理学・性科学・性教育】
《フランス》
- ジャン・アストリュク『性病論』(英訳, 1754)
- ド・ビヤンヴィル『ニンフォマニア』(1775)
- オーギュスト・ドゥベー『結婚の衛生と生理学』(1857)
- オーギュスト・ドゥベー『両性の愛の衛生と生理学』(1882)
- イジドール・ジョフロワ・サン=ティレール『人間と動物の体組織の異常の全体・個別史』(全3巻, 1832-1836)
- ルイ・マルティノー『自慰と同性愛による外陰部と肛門の変形に関する講義』(1884)
《イギリス》
- ウィリアム・アクトン『児童期、成年期、壮年期、老年期における生殖器官の機能と機能不全』(1865)
- エリザベス・ブラックウェル『性における人間的要素:性の生理学のキリスト教倫理との関係に関する医学的探求』(1884)
- エリザベス・ブラックウェル『性に関する子供の道徳教育に関する親への助言』(1881)
- パトリック・ゲデス、ジョン・アーサー・トムソン『性の進化』(1890)
- ジョン・アーサー・トムソン、パトリック・ゲデス『性の諸問題』(1912)
- ハヴロック・エリス『性の心理学研究』(全7巻, 1900-1928)
- ハヴロック・エリス『男と女』(1904)
- ハヴロック・エリス『愛と美徳論集』(1922)
- ハヴロック・エリス『闘争の哲学、他戦時論集』(1919)
- マリー・ストープス『結婚愛』(1921)
- マリー・ストープス『避妊:医者・法律家のためのマニュアル』(1923)
- マリー・ストープス『賢い親』(1920)
- マリー・ストープス『喜びに満ちた母』(1920)
- キャサリン・ガスコイン・ハートレー『性教育と国民衛生』(1920)
- ウォルター・マシュー・ガリチャン
- 『親と教師のための性教育教科書』(1921)
《ドイツ・オーストリア・スイス》
- マルティン・シューリッヒ『歴史的・医学的処女病学』(1729)
- マルティン・シューリッヒ『歴史的・医学的女性器学』(1729)
- サミュエル・オーギュスト・ティソ『オナニスム、自慰に起因する様々な疾病に関する論考』(1785)
- ユリウス・ローゼンバウム『古代における梅毒の歴史』(1845)
- ユリウス・ローゼンバウム『悪徳、罪ではなく病気としてのオナニーあるいは手淫』(1845)
- ヨナタン・ブラウン『オナニー、性交、性的不能、性病、月経不順』(1843)
- ヘルマン・ルートヴィヒ・コーン『学校は児童の自慰に対して対策を施すことができるか』(1894)
- リヒャルト・フォン・クラフト=エビング『性的精神病理』(1887)
- リヒャルト・フォン・クラフト=エビング『性的精神病理』(英訳, 1906)
- リヒャルト・フォン・クラフト=エビング『性的精神病理の領域の新研究』(1891)
- アルベルト・オイレンブルク『サディズムとマゾヒズム』(1911)
- アウグスト・フォーレル『性の問題:教養人の自然科学的、心理学的、衛生学的、社会学的研究』(1905)
- アウグスト・フォーレル『婚内並びに婚外の性生活における倫理的・法的抗争』(1905)
- ポール・ユリウス・メービウス『女性の精神薄弱』(1905)
- ポール・ユリウス・メービウス『性差の学説に関して』(1907)
- ジクムント・フロイト『性欲論三篇』(1910)
- ジクムント・フロイト『性欲論三篇』(1916, アブラハム・ブリルによる英訳、ジェイムズ・パトナムによる序文)
- ヴィルヘルム・フリース『生命の推移』(1906)
- ヴィルヘルム・フリース『生命の推移:正確な生物学の基礎づけ』(1906)
- カール・ハインリッヒ・シュトラッツ『女体の美』(1899)
- フリードリッヒ・クラウス『女性美渉猟』(1903)
- ルートヴィヒ・フランク『性的異常』(1914)
- エーリッヒ・ウルフェン『性犯罪者:法律家、官僚、医者のためのハンドブック』(1910)
- マックス・ジョセフ・エクスナー『医者が教える性の正しい知識と誤解』(1913)
- マックス・ジョセフ・エクスナー『男性のための合理的な性生活』(1918)
- カール・グスタフ・ユング『リビドーの変容と象徴』(1912)
- カール・グスタフ・ユング『リビドーの変容と象徴』(ベアトリス・ヒンクルによる英訳と序文, 1916)
- カール・グスタフ・ユング『中世ドイツにおける女性の性道徳』(1921)
- ヴィルヘルム・シュテーケル『女性の冷感症』(1921)
- ヴィルヘルム・シュテーケル『セクシュアリティの仮面』(1920)
- ヴィルヘルム・シュテーケル『欲動と情動の障害』(全10巻, 1912-1928)
- リヒャルト・ゴルトシュミット『性決定の機構と生理学』(1920)
- オットー・ヴァイニンガー『性と性格』(1903)
《ドイツ:アルベルト・モル》
- 『子どもの性生活』(1909)
- 『子どもの性生活』(英訳, 1912)
- 『相反する性の感覚』(1891)
- 『性的リビドーの研究』(1898)
- アルバート・モル、ゲオルク・ブシャン他『性科学ハンドブック』(1921)
《ドイツ:マグヌス・ヒルシュフェルト》
- 『愛の自然法則』(1912)
- 『同性愛的本性の認識:道徳的研究』(1907)
- 『服装倒錯者:エロティクな変装癖の研究』(1910)
- 『男性と女性の同性愛』(1920)
- 『性病理学教科書』(全3巻, 1921-1928)
- 『性の遷移』(1905)
《ドイツ:イヴァン・ブロッホ》
- 『マルキ・ド・サドとその時代』(1900)
- 『マルキ・ド・サドとその時代』(仏訳, オクターヴ・ユザンヌ序文, 1901)
- 『現代文化との関連における我々の性生活』(1907)
- 『性的精神病理の病原学』(全2巻, 1902-1903)
- 『項目別記述による総合性科学ハンドブック』(全2巻, 1912-1925)
- 『イングランドにおける性生活』(1901)
《アメリカ》
- ウィリアム・グラント・ヘイグ『優生学的結婚:良き生活と良き赤ん坊の新科学のための指針』(全4巻, 1914)
- 『若者にとっての事実と大切な情報:自慰の恐るべき作用』(1844)
- ジョゼフ・ウィリアム・ハウ『過度の性交、自慰、性的抑制』(1883)
- エドワード・ハモンド・クラーク『教育における性:少女にとっての公平な機会』(1873)
- アメリカ社会衛生協会『少年問題:10歳から16歳までの少年の親と教師のための性教育パンフレット』(1920)
- ベンジャミン・チャールズ・グルーンバーグ『高校と性教育:性教育の指針マニュアル』(1922)
- モーリス・アルフュース・ビゲロウ他『性教育の問題と方法に関する特別委員会報告』(1912)
- モーリス・アルフェース・ビゲロウ『性教育:人間生活との関係において見た性の知識に関する講義』(1918)
- アイラ・ソロモン・ワイリー『性教育』(1912)
- ジェイムズ・エドワード・ピーボディ『家庭と高校における性教育』(1916)
- ウィリアム・バイロン・フォーブッシュ『児童の性教育』(1919)
- ウィリアム・ジョゼファス・ロビンソン『男性のための性知識:少年向け性教育プログラムを含む』(1916)
- ジラ・デューイ・バック『教育、道徳、宗教、思春期における魂と性:親と教師のための科学的心理学』(1912)
- バーサ・チャップマン・キャディ他『生命の始まり:性教育入門』(1917)
- ジョン・レインスフォード『息子に何を話すべきか:少年の性教育の困難な問題に対する率直な回答』(1918)
- メアリー・デネット『人生の性的側面』(1919)
- ルイーズ・スティーヴンス・ブライアント『メアリー・デネット裁判資料集』
- マーガレット・サンガー『全ての少女が知らなければならないこと』(1922)
- チャールズ・ノウルトン『哲学の果実』(アニー・べザント、チャールズ・ブラッドロー編)
- アメリカ社会衛生協会『社会衛生』(1914-1921)
- アメリカ社会衛生協会『社会衛生ジャーナル』(1922-1954)
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