メソジスト監督教会布教関係文書集成
メソジスト監督教会布教関係文書集成
Methodist Episcopal Church Archives: Missionary Activities
バプテスト教会、長老派教会、メソジスト教会等の米国のプロテスタント教会諸派は19世紀以来、活発な布教活動を展開しました。メソジスト教会は19世紀前半にメソジスト監督教会伝道協会(Missionary Society of the Methodist Episcopal Church)を創設し、米国内にとどまらず、アジア、アフリカ、ヨーロッパ諸国に宣教師を派遣しました。
本コレクションはメソジスト監督教会の布教関係文書を収録するもので、メソジスト監督教会伝道協会の年次報告書(Annual Report)、外国伝道局(Board of Foreign Missions)の会議録、外国に派遣された宣教師と本部との往復書簡で構成されています。
往復書簡はイタリア、ドイツ、ベルギー、ノルウェー、フィンランド、ロシア、ブルガリア等、ヨーロッパ諸国で布教活動を行なった宣教師と本部の間で交わされたものですが、特にイタリアとブルガリアの宣教師の書簡が多く収録されています。年次報告書は1819年から1906年までの期間、外国伝道局の会議録は1819年から1916年までの期間をカバーします。年次報告書は組織、人事、財務状況から米国国内と諸外国での布教活動まで、メソジスト監督教会の布教活動の実情を詳らかに報告する資料として非常に貴重なものです。
さらに詳しく
関連分野
- ヨーロッパ研究
- 神学・宗教研究