U.S. Information Agency, International Public Opinion, and Public Diplomacy - Field Research Reports, 1952-1986
米国広報文化交流庁は、パブリック・ディプロマシーを担う独立行政機関として、アイゼンハワー大統領の大統領令により、1953年に創設されました。パブリック・ディプロマシーとは、文化交流や教育活動や放送メディアの活用を通して、伝統的外交に欠落していた相手国の国民への直接的な働きかけという要素を外交の中に取り入れようと試みる新しい考え方で、20世紀半ばのアメリカで提唱されるようになりました。
本データベースは広報文化交流庁の調査局(Office of Research)の文書を電子化して提供するものです。調査局は諸外国の国民の考えを評価するための調査活動を行なうことを通して、米国の外交目標の実現を支援することを組織目標としていました。調査局の調査結果は大統領、ホワイトハウス、国務省の外交官、その他の関連省庁で活用されました。
アンケート、世論調査、各種調査結果、刊行物、書簡、覚書、注釈、図表、写真、展覧会プログラム等、諸外国で行なわれた調査活動に関する諸々の資料を収録します。対象国はイギリス、フランス、西ドイツ、オーストリア、日本、タイ、南ベトナム、インド、イラン、ナイジェリア、南アフリカ、ブラジル等、世界各国に及びます。国別資料の他に、西欧、東欧、東アジア、南アジア、中東を対象とする地域報告書も収録されています。
(マイクロ版タイトル:U.S. Information Agency, International Public Opinion, and Public Diplomacy, Part 1: Field Research Reports, 1952-1986)